ひろし

「 僕は今、進路についてどうするべきか悩んでいる 」

ひろし

「 就職するべきか、進学するべきか・・・。でも実は、親や先生には言っていないけど、やりたいことがあるんだよな 」

ひろし

「 ある日、SNSを眺めていたら── 」

ひろし

「 ・・・なんだこれ？10代20代の居場所『かしわもち』？ 」

ひろし

「 『leaf green』っていうところが運営している若者向けのシェアスペースなんだな 」

ひろし

「 「学校の友達と馴染めない」「家に帰りたくない」「孤独を感じてつらい」・・・そんな悩みを抱える若者が、気の向くままに心と身体を休ませることができるところか 」

ひろし

「 我が家のように過ごせる2DKのお部屋が確かに居心地がよさそうだな 」

ひろし

「 ちょっと行ってみたいかも・・・ 」

ひろし

「 興味を持った僕は、SNSのダイレクトメッセージで相談を送った 」

筒井

「 初めまして。一般社団法人leaf green代表の筒井です 」

筒井

「 かしわもちにようこそ 」

ひろし

「 よろしくお願いします 」

ひろし

「 進路のことで悩んでいて・・・。働いたほうがいいのか、進学したほうがいいのか迷っています。親や先生には言えなかったけど、本当はやりたいことがあるんです 」

筒井

「 それなら、あなたのやりたいことを応援するよ。一緒にどうすればいいか考えていこう 」

筒井

「 その夢を叶えるために、同じような経験を持つ人を紹介するよ 」

ひろし

「 ありがとうございます！ 」

ひろし

「 後日、筒井さんが紹介してくれた人と一緒に食事をした 」

川井

「 今では、やりたいことを諦めなくてよかったと思っているよ 」

ひろし

「 そうですか 」

ひろし

「 やっぱり自分の思う道に進みたい・・・！ 」

ひろし

「 決意が固まった僕は、両親に気持ちを打ち明けた 」

ひろし

「 僕の本気が伝わったようで、両親は後押しをしてくれることになった 」

ひろし

「 親に後押ししてもらえたんです！ 」

筒井

「 よかったね！ 」

ひろし

「 僕は親に相談できましたが・・・実は、学校に馴染めず家族にも頼りづらい友達がいるんです。友達を連れてきてもいいですか？ 」

筒井

「 もちろん大丈夫よ。いろいろな悩みを抱えている子がいるからね 」

筒井

「 ここには家族や同級生に頼れない若者もいるし、職場や社会に馴染めない社会人も来ているんだよ 」

ひろし

「 いろんな人を受け入れてくれるんですね 」

筒井

「 私自身、子どもの時から家族のヤングケアラーだったことや 」

筒井

「 20代でうつ病になって死のうとして入院したことが、かしわもちを立ち上げる大きな動機になっているんだ 」

筒井

「 若者達が自由に過ごせる場を提供し、彼らが「少しずつ生きてみよう」と思える瞬間を支えたいと考えているの。だからいつでも待っていますよ 」

ひろし

「 ありがとうございます！ 」